突然の喘ぎ
誰にでも思い浮かべている言葉が上手く出てこない時があると思う。
旦那の後輩の男の子が久しぶりに我が家に泊まりに来たので、やいのやいのと話していた時。
後輩氏が最近ハマっているというドラマ
「ザ・ボーイズ」をおすすめしてくれた。
後輩氏「ヒーローが出てくるからともくん(旦那)もハマると思うよ」
ここで旦那は「あ〜アベンジャーズみたいな?」と言いたかったようだが、
アベンジャーズというワードが出て来ず、
突然
「ア、
アンアンアンアン…!???」
と喘ぎだした。
あまりに見事な喘ぎに軽く引く後輩氏と私。
後輩氏「なに急に喘いでんのwww」
大変的確なツッコミである。
この後私は出かけたのだが、
旦那のこの喘ぎ声が脳内で延々とリピートされ一人で思い出し笑いしてしまう。
違うことをしていても、
ふとした瞬間にこの喘ぎ声が襲ってくる。
今日が休みで本当に良かったと思わざるを得ない。
何が面白いのかイマイチ伝わらないかもしれないが、
頭では「アベンジャーズ」と言いたいのに
「アン」という喘ぎ声がしか出て来ず、
でも何としても正解である「アベンジャーズ」を言いたいのでトライし続けるものの結局口から発せられるのは「アン」であるという彼の戸惑いを乗せた
「アン…!???」
の余韻が最高に笑える。
あーしばらく思い出し笑いするだろうな。
今はザ・ボーイズより俄然アベンジャーズが観たい。
- 作者: ガースエニス,ダリックロバートソン,Garth Ennis,Darick Robertson,椎名ゆかり
- 出版社/メーカー: Graffica Novels
- 発売日: 2017/02/24
- メディア: コミック
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「自由が丘でランチ」というワードが持つ圧倒的マウント力について
連休中日、友達と自由が丘でランチしてきた。
前日に予定が決まったので誰に言うでもなかったが、出かける前に旦那にどこに行くか聞かれたので、
「自由が丘でランチしてくる。んで等々力渓谷に行ってくる」と答えた。
自分で言ったその瞬間、
「自由が丘でランチ」
というワードの持つマウント力に圧倒された。
私はこれまで自由が丘に行ったことがなかった。ただ圧倒的オシャレタウンだということは知っていた。
今回はあくまで等々力渓谷が目的地で、
各々集合しやすいという理由で自由が丘でランチしてから行こうという話になったのだが、
第三者に伝えることにより
「自由が丘でランチ」
というワードの持つマウント力が最大限に発揮されたのであった。
友人と予定を決めている時点ではただの目的地でありおしゃれタウンの地名に過ぎなかったのだが、
自分の口から発することでこのワードの持つ真の戦闘力を感じられる。
旦那に言うだけでこの優越感。
溢れ出るドヤ感を止めることが出来ない。
それはもう、これまでドヤ顔で言ってきた「表参道でランチ」や「銀座でランチ」では到底太刀打ち出来ないおしゃれ感なのである。
ちなみに私が人生で発してきた言葉の中でマウント力高めだったと思うワードは、
・ハワイ島でフォトウェディング
・ロンドンでウィンドウショッピング
この二つであるが、
これらは「旅行」のプランのうちの一つに過ぎない。ハワイ島やロンドンに行くことそのものがまず大きな目的なのである。
それに比べて
「自由が丘でランチ」
というワードは友人との「ランチ」が第一の目的なのであって、日常の一つの事象に過ぎない些細なことという語感を秘めているところにとてつもないマウント力を感じる。
これは自由が丘という地が日本一のドヤスポットとであると言っても過言ではないのではないか。
さて今回は自分が言う側だったから良いものの、今後誰かに週末の予定を聞いて
「自由が丘でランチ」
と言われたら喧嘩を売られたと思ってぶん殴りたくなるかも知れない。
ただ私個人の語感としてのおしゃれ感なので、
街そのものをどう感じるかは個人の自由だ。
でもやはり自由が丘は語感同様にめちゃめちゃおしゃれタウンだった。
こんな所の近くに住んだら、一体私はどうなってしまうんだろう。
「あ、土日ですか?だいたい自由が丘の行きつけのカフェで読書してます」
…我ながらすごくイライラする。
自由が丘…おそろしい街…!
ランチに食べたパスタ美味しかった
https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131703/13211776/
LUPICIA自由が丘本店内のカフェ
貴族の紅茶でした。
https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131703/13042303/
一番の目的地、等々力渓谷。
小旅行に来た気分になれます。
写真撮り忘れたので世田谷区のHPより
https://www.timesclub.jp/sp/tanomachi_ex/tokyo/todoroki/001.html
将門クッキング!
さっそく怠惰の将門を使い回す。
一度ハマるとしつこい。なぜなら面白いから。これが我が家のセオリー。
しかし生粋の怠惰の将門である私も、わりと料理はするのである。
ただ面倒くさいのは嫌いなので、
少ない工程で美味しく出来る料理が大好きだ。
今日のランチはワンボウルパスタにした。
包丁とまな板を使わずに出来るので最高である。ちなみに私はボウルというかこの皿で作る。この辺が将門らしさでもある。
いちおうレシピを紹介しておこう。
しめじとツナの和風パスタ
1.パスタ1束(半分に折っておく)と石づきをむしったしめじを皿にぶっ込む
2.パスタとしめじが浸るくらいの水を入れる
3.ツナ缶もぶっ込む
4.顆粒だしをスティック半分入れる
5.ラップをしてレンジで6分程チン
6.一度取り出して全体を混ぜ、6分程チン
7.醤油で味を整え、お好みで薬味のネギ(キッチンバサミで切っておく)、ごま、のりをかけて完成
ぶっ込むだけで作業の半分が終わる優秀さよ…
にんにくを少し入れても美味しいよ!
以上、怠惰の将門15分クッキングでした。
ゴリゴリの加工だぜyeah!!
将門&清盛
起きてからベッドで好きなだけゴロつくのが至福の土曜の朝。
いつものように幸せを噛みしめながらゴロゴロしていたのだが、普段私よりゴロゴロしている旦那は珍しく早起きし、5kmのランニング後洗濯して各部屋にルンバをかけていた。
ふん…何だかデキル男の朝じゃないか。
いつもはそちらの方が昼過ぎまで寝ているというのに。
そう思いながらゴロついている私に旦那が近寄づいてくるやいなや、少し馬鹿にしたようにこう言った。
「怠惰(たいだ)の将門」
…
むむ!なかなか良いワード!
反乱起こせなさそう!
こうしてつかの間の流行語が生み出される。
でも言わせてもらおう。
私が怠惰の将門なら、
いつものお前さんは怠惰の清盛太政大臣だぜ。
平氏はその二人くらいしか分からない。
ていうか清盛disったけどまず家事してくれたことに感謝せねば。
だけど今この瞬間も私はベッドで寝転びながら文章を打っていて、
まさに怠惰の名を欲しいままにしている。
三連休初日の午前中が瞬く間に過ぎて行く。
清盛はいつのまにかブランチを済ませ爽やかに出掛けた。
一人家に残された私は思う。
圧倒的…!!
圧倒的諸行無常…!!
まさに つはものどもが夢の跡…!!
…いや早く起きろ。
カイジ読んだことないけど、
ハンチョウとトネガワ大好きです。
皿を洗いながら気づくとDJになってる時ありませんか
家で皿洗いしながらDJになってる時がある。
分かる人と分からない人がいるかも知れないが、泡立てたスポンジで皿をクルクル洗ってる時にいつのまにかDJになっている。
とても不思議な感覚なのだが、私の場合それはまるでDJの魂が降りてきたように自然に始まるのだ。
気付けば皿をターンテーブルに見立ててキュッキュッやってる。
ここまでは普通の人でもあるかもしれない。
しかし私の場合魂が降りてきたと思うくらいのレベルなのでただ皿をキュッキュッしてるだけではない。
何のBGMもないのに、いつのまにか脳内で流れているムーディな曲のビートにノっている。
割とゆっくりめで低音を効かせた曲を流していることが多いかな。
曲がいいところにくると目を閉じて少し唇を尖らせ、体を揺らしながら自分のスクラッチに酔う。
時折「YO!YO!」とか合いの手?も入れる。
たまに上の方を見上げながら音の調子を感じたりする。
一人の時はだいたいDJになるし旦那がいる時にもなってる。
旦那がいるとまるで観客がいるかのような気分になり、よりパフォーマンスに力が入るのだ。
合いの手も「Ah-Ah」とか「Say what?」とか
バリエーションが少し増える。
旦那は嫁の奇行を見て少しだけ笑う。
そして一通り洗い終わったタイミングで我に返る。ムーディな曲はフェードアウトしDJの魂はゆっくりと天に帰ってゆく。
我に返った私は一体何を…って思いながら片付けるんだけど、まだ私の中にほんの少しDJの魂のかけらが残っていて
タオルで手を拭く時にかすかに聞こえたムーディな曲の余韻に合わせ、最後に少しだけ体が揺れる。
…自分でもよく嫁に行けたなと思う。
ちなみに第三者がいる時は絶対にDJにならない。
親兄弟の前では時折控えめなDJが降りてくる。
普段はドレッドヘアの大人な男性DJ なんだけど。(どうでもいい)
というか一回もクラブ行ったこと無いからDJのイメージが貧弱すぎる。
合いの手がダサいのもそのせい。
そもそも本当のDJって「YO!」って言わなくないか?
それはラッパー?
皿洗いしながら脳内でフロア沸かしてます。
木になる
今宵は満月。
大きな木の下のベンチで強く抱き締めあう男女がいた。情熱的に絡み合っている訳ではない。お互いの肩に首を預けるように深く抱擁し、微動だにしない。
月明かりに照らされたその姿は神秘的ですらあった。なんだかまるで悲しい愛の逃避行の末、永遠に一緒になるにはこれしかないと、
二人で大きな木の一部になるための儀式をしているかのように見えt
…旦那と残業後に待ち合わせて飲みに行った帰りに発見したサラリーマンとOLっぽいカップル。
美味いクラフトビール数種類とつまみを堪能してほろ酔いの私たちは、通りすがりにその二人を存分に見物した。
旦「木になってたね」
私「ね、木になってたね」
木になるという言葉が爆誕した。
その後も電車が揺れて旦那が私の方によろけた瞬間に
「ちょっと!!今木になろうとしたでしょ!!!」と言いがかりをつけるなど、
不意に体が触れそうになるたびに新しく誕生したこのお気に入りのワードをやたらに使いまくった。
夜の東京は木になりそうなカップルがたくさんいます。
汎用性高いな。